子供がサッカーを好きになる10の心得。

子供がサッカーを好きになるにはどうすればいい?

そのように願う保護者は多いのではないでしょうか?

 

子供がサッカーを好きになるために、保護者が

最初に知っておかなければならない事があります。

 

子どもたちはあなたのモノではないーー。

 

デンマークサッカー協会がまとめた
子どものサッカー指導者向けの「10カ条」
というものがあります。

 

私が見たのは ジェフユナイテッド市原・千葉の育成普及部コーチなどを歴任した、

NPO法人I.K.O市原アカデミーの池上正理事長の著書

「サッカーで子どもがみるみる変わる7つの目標」 の中です。

 

私も息子がサッカーをやっていましたから
やさしいコーチも見ましたし、
いつも怒鳴っているような鬼コーチ
見てきました。

 

近年なにかと話題になった
日大アメリカンフットボール部の危険タックル事件や
オリンピック代表のパワハラ事件などから、
指導者のあり方が問題になる中、

 

子どもを尊重した指導の考え方として
議論を呼んでいるようです。

 

10カ条とは。

 

①子どもたちはあなたのモノではない。
②子どもたちはサッカーに夢中だ。
③子どもたちはあなたとともにサッカー人生を歩んでいる。
④子どもたちから求められることはあっても
あなたから求めてはいけない。
⑤あなたの欲望を子どもたちを介して満たしてはならない。
⑥アドバイスはしてもあなたの考えを押し付けてはいけない。
⑦子どもの体を守ること。
しかし子どもたちの魂まで踏み込んではいけない。
⑧コーチは子どもの心になること。
しかし子どもたちに大人のサッカーをさせてはいけない。
⑨コーチが子どもたちのサッカー人生をサポートすることは大切だ。
しかし、自分で考えさせることが必要だ。
⑩コーチは子どもを教え導くことはできる。
しかし、勝つことが大切か否かを決めるのは子どもたち自身だ。

このように、

子供たちの意思や主体性、考える力を尊重する内容です。

 

息子が所属していたのは
まさにこのようなチームでした。

 

もちろん、これは
キッズたちが楽しくサッカーをするための指針で、
ジュニアユース、ユースとカテゴリが上がっていくにつれて
これだけでやっていけるほど甘くなはいと思います。

 

子供たち自身が心から高いレベルを望んで、
負荷の高いトレーニングや
高度なサッカースキルの習得に対して
コミットした場合です。

 

実はここが大変に難しい。

 

⑤あなたの欲望を、子どもたちを介して満たしてはならない。

⑥アドバイスはしても、あなたの考えを押し付けてはいけない。

 

まずは自分で考えさせること。

 

わからなければ選択肢(ヒント)をいくつか与えて
その中から自分で判断させること。

ここが特に大事だと思います。

 

サッカーを自分の意志決定でやっている
ということが大事。

 

他人である親が勝った負けたで大騒ぎしすぎたり、

コーチが高度なプレーを期待したり
無理矢理フォーメーションに押し込める
いわゆる「型にはめる」というのはどうなのかと。

 

誤解を恐れずにはっきり言わせてもらうと、
自分の子供は一生サッカーをやり続けるわけじゃない。

 

ジュニア?
ユース?

 

どこかでサッカーをやめる時がやってきます。

プロだっていつかはサッカーを辞める。

 

サッカーは子どもたちが成長するための
1つのツール。

 

自分で考え、自分で判断し、自分で行動する。

その結果を自分で受け止める。

 

こうして子供たちは少しずつ成長します。

 

親やコーチの決めた通りにしか
動けない人間に育ってほしくない。

 

大人の大きな力で押さえつけてしまっては
命令通りにしか動かない、いや
命令通りにしか動けない人間になってしまう気がします。

 

小さいうち、少なくとも小学校高学年ぐらいまでは
まずは楽しくサッカーをする。

 

勝ちたくなったら自分から勝手にトレーニングします。

その時に効果的なトレーニングをアドバイスしてあげてもいい。

 

サッカー愛向上心などは
自分の中から湧いてくるものです。

 

本当はみんなけっこう上手いのに
ゲーム中のコーチの怒鳴り声に委縮して
自分たちのプレーができなくて負けてしまったチームを
いくつも見ました。

 

負けたら負けたで罰走を科されて
うつむいて走っていた子供たちを見て
かわいそうになったこともあります。

 

いずれはやめてしまうかもしれないけど
サッカーをずっと好きなままでいて欲しいと思います。

 

以下は サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法 の著者、

池上正さんのことばです。

 

 

大会にも行きますが、
そこで見かけるコーチの姿は明らかに
スペインで見たものとは違います。

常に選手を煽り「シュート!」「寄せろ!」と
指示命令が飛び交います。

自分で考える時間も、機会も、与えません。
なので、ピンチになると子どもは全員ベンチを見るのです。

親たちも、わが子に期待するあまり顔をゆがませて怒っています。

30年近い指導経験の中で、
このような大人につぶされていく選手、
才能を伸ばしてもらえない子どもたちをたくさん見てきました。

日本の少年サッカーを変えていくには、
まず大人が変わらなければならないと痛切に感じています。

育て方さえ間違わなければ、
日本の子どもたちはもっと伸びます。

今、子どもたちに足らないもの、
大人たちが改めるべきものは何でしょうか。

 

⇒ 勝利至上主義ではキッズは育たない

 

<2022.7 追記>

 

うちの子はもう大学生になりましたが、

ずーっとサッカーが大好きです。

サッカーは生涯スポーツだ!

[写真]=日刊スポーツ

 

 

2020年9月23日、

キングカズがまたまた最年長出場記録を更新しました♪

 

同時に松井大輔、中村俊輔もそろい踏みです。

 

 

今年はコロナによるリーグ中断があった関係で持っている戦力でのターンオーバー(メンバー大幅入れ替え)で過密日程をしのいでいるでしょうから、こういった起用があるということは承知しています。

 

それでも私はやっぱりレジェンドたちがJ1で現役出場することには価値があると思います

 

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インターセプトを狙おう

ディフェンスしているときに

自分がマークしている選手に対してパスが出て、

その選手がボールを受け取ろうとする瞬間に

前に入ってカットするのがインターセプト

 

パスカットと呼ばれることもあります。

 

インターセプトは

相手選手との接触もなくボールを奪い、

攻撃につなげることができるので

ディフェンスとしては非常にスマートなプレーと言えます。

 

インターセプトが成功した瞬間は

相手チームが攻撃のために前がかりになっていますから

カウンター攻撃の大チャンスに繋がります。

 

ディフェンダーとしては

インターセプトは積極的に狙っていきたいプレーです。

 

だからといって、いつもいつも

インターセプトを狙えばいいというものでもありません。

 

 

仮にパスを出そうとボールを持っている選手が

フリーで顔を上げている場合

こちらの動きも見やすいでしょうから、

マークしている選手(パスの受け手)の前に入ろうとした瞬間に

パスをやめてしまうかもしれません。

 

 

インターセプトの狙い目は、

ボールを持った選手に対してプレッシャーがかかっていて、

パスのタイミングやコースが限定できている時がベストです。

 

 

 

インターセプトの手順はざっとこんな感じです。

 

 

1 前に入れるポジションを取る

 

いつでもボールが出た瞬間に

相手の前に素早く入れる距離を保って、

マークする選手の斜め後ろにポジションを取ります。

 

相手のま後ろに立っていると、

パスをしようとする選手の状態が見えづらくなってしまうので、

ボールに近い側の斜め後ろがよいポジションです。

 

 

2 相手がボールを見た瞬間に前に出る

 

パスをしようとする選手が蹴り足を上げて、

ボールを見るために目線を下げた瞬間

前に出るチャンスです。

 

体の向きや軸足の方向からパスコースとタイミングを予測

素早く相手の前に割り込みましょう。

 

 

スタートダッシュのスピードが速いにこしたことはありませんが、

大事なのは動き出しのタイミングです。

 

パスの出し手になる相手選手の

クセを観察しておくことも大切ですね。

 

 

3 マイボールにして攻撃につなげる

 

パスをカットしただけで満足してはいけません。

それだと単にディフェンスが成功しただけになってしまいます。

 

カットしたら、しっかりとマイボールにして

自分たちの攻撃につなげましょう。

 

そのためには、

インターセプトが成功したら

次にどのようなプレーをするか、

 

自分がドリブルで持ち上がるのか

近くの誰かにパスを出すのか

一気に前線にフィードするのかなど

イメージをしておくことも大切です。

 

利き足でボールを奪いに行った方が

コントロールしやすくなります。

 

インターセプトは相手にもつねに警戒されていますから、

狙っていることを相手に悟られないようにしましょう。

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